ihop

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韓国出身でスウェーデンを拠点に活動するデザイナー・kunsik氏が手がけたガラスの花器《Ihop(イホップ)》。
スウェーデン語で「一緒に」「ともに」を意味するこの作品は、作り手と職人、意図と直感が交差する中で生まれました。
下部は型によって整えられた波のような凹凸が特徴で、上部には吹きガラスならではの自然な膨らみが残ります。
静と動、構造と偶然がひとつのかたちに宿ることで、同じものはひとつとして存在しません。
スウェーデン・スモーランドの伝統ある工房で、職人の手によってひとつずつ丁寧に作られた《Ihop》は、花を挿すたびに異なる景色を見せてくれる花器です。
花と向き合い、手を動かす時間のなかに、日々を慈しむ感覚を呼び起こしてくれます。
vesiのfirst exhibitionとなる本展では、《Ihop》のかたちがもつイメージを拡張する試みを行います。
異なる工程でつくられた上下の構造には、整然としたかたちの中に潜む不規則さや曖昧さが宿っており、見る角度によって異なる表情を見せます。
整えられた都市空間の中に、有機的に佇む植物たち。
環境によって姿を変えるその存在に、《Ihop》との共鳴を感じました。
無機と有機、都市と植物。
そうした関係性の美しさを、田原耕平氏の写真作品とともにご覧いただければ幸いです。
また、今回のために蔵前のフラワーショップ「orchard」 によるインスタレーションを依頼し、展示に彩りを添えます。
“花と人との実りをつくる場所”をコンセプトに、一本の花から空間装花まで丁寧に手がけるorchard。その静かな観察眼と手の感覚が、本展示を彩ります。
【会期】
2025年7月17日(木) – 20日(日)、24日(木) – 27日(日)
【時間】
木・金・土|11:00 – 17:00
日曜|13:00 – 18:00
【会場】
vesi
〒 111-0053
東京都台東区浅草橋3丁目34-3 吉澤ビル103